2011/05/14

低グリセミック食の有用性(メタアナリシス)

Glycemic index, glycemic load, and chronic disease risk—a meta-analysis of observational studies. Am J Clin Nutr 2008;87:627–37.
ひと昔、食後血糖値があがりにくい低グリセミック食がダイエットに良いとブームになりました。
グリセミックインデックス(GI)値は、食物が食後血糖値を上昇させる強さを表す指標ですが、GI値を配慮した食事がどんな病気に対し予防効果があるのかついてのメタアナリシスを見つけたので読んでみました。

274ものスタディから37つが選ばれています。研究の対象疾患は糖尿病(9)、心臓病(2)、脳卒中(2)、乳癌(8)、大腸癌(7)、膵癌(5)、子宮癌(3)、胆道系疾患(2)、眼疾患(5)、卵巣癌(1)、胃癌(1)です。


メタアナリシスの結果です。GI値を配慮した食事をしている人たちはそうでない人たちに比べ、糖尿病、心疾患、胆道系疾患、乳癌になりにくかったということでした。(その他の疾患では有意差なし)
低グリセミック食を食べることでいろいろな疾患を予防することができるとのこと、低グリセミック食にはアンチエイジング効果がありそうです。

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