2011/02/13

サルコペニアに対する運動介入効果(レビュー)

サルコペニアをアウトカムとした論文レビューを見つけました。
まとめると以下のようなトレーニングが効果的とのことです。

・強度:最大挙上重量(1RM)の50%以上(中強度から高強度)
・セット数・挙上回数:1~3 セット・8~12 回/セット
・頻度:週2~3 回
・トレーニング期間:3 ヶ月以上

これぐらいの運動で良いですよ、と言ってあげられることは良いですね。

2011/02/12

第二回ニューロリハビリテーション学会行ってきました

第二回ニューロリハ学会にて名古屋に行って参りました。参加人数はちょっとわかりませんでしたが100以上の演題がありました。
始めに園田先生のFIMに関する講演。Rasch分析だったり、順序ロジスティックであったりとまだまだ解析の余地があるのだと知りました。

午前にはフィリピンのニューロリハプレジデントであるManolete Guerrero先生の講演もありました。先生のお話を聞くのはこれで4回目なのですが、今日もいつものようにFull of Energy!といった感じでした。
ランチョンは寺本先生の誤嚥性肺炎のお話、質疑応答でいくつか非常に重要なリサーチクエスチョンが飛び出しました。
午後は、安保教授の失語に対するrTMS治療のお話を聞きました。失語症患者さんの脳の回復過程にはいろいろあるので刺激部位はfMRIで決めているとのお話でした。
第三回は2/25横浜で開催予定です!

2011/02/09

有酸素運動により脳体積は増加する

Aerobic Exercise Training Increases Brain Volume in Aging Humans.J Gerontol A Biol Sci Med Sci (2006) 61 (11): 1166-1170.
高齢者に有酸素運動をさせると、大脳の体積が増加した: Significant increases in brain volume, in both gray and white matter regionとの報告です。

なぜ運動が脳に良いのか?最近の知見では運動時に放出されるIGF-1に神経新生効果があるのだと報告されています。

Neuronal Activity Drives Localized Blood-Brain-Barrier Transport of Serum Insulin-like Growth Factor-I into the CNS.Neuron, 67, 834-846 (2010)
こちらの論文には脳の活性化により、IGF-1が脳内に移行し神経の活動性がさらに高まることが示されています。運動が脳に良いということを再確認しました。

2011/02/08

舌筋力増強訓練(Lingual exercise)の脳卒中後嚥下障害に対する効果


Robbins J, et al: The effects of lingual exercise in stroke patients with dysphagia. Arch Phys Med Rehabil. 2007 Feb;88(2):150-8. 脳卒中後嚥下障害に対する舌筋力増強訓練(Lingual exercise)の有効性を検討した論文です。
バルーン型の舌筋力訓練器具を使っています。きちんとrepetition maximum (1RM)を測って8週間かけて漸増抵抗運動をさせていきます。
アウトカムは舌圧、舌の筋肉量(MRI)、SWAL-QOL、PAS、それから上の表のようなbolus flow parametersです。
結果はPASで見てもわかるように、誤嚥や喉頭侵入が改善されたという結果です。
Nが10と少ないこと、コントロールがないことは問題ですが、筋力トレーニングの定義がかなり厳密であることと、アウトカムが十分に網羅されているところがすごいと思います。

VFのbolus flow parameterについてですがOral transit duration (OTD),Pharyngeal transit duration (PTD)、Total swallowing dulation(TSD)あたりは時々見かけますね。ここに日本語で簡単な説明が書いてあります。当院の造影室が一年前くらいにデジタル記録可能となりPremiereなどで簡単にVF動画解析できるようになったので、これを参考にいろいろ試してみようと思っています。

2011/02/05

日本嚥下医学会総会行ってきました

慈恵医大で開催された第34回日本嚥下医学会総会に行ってきました。この学会は耳鼻科の先生がメインの会で喉頭癌術後の嚥下障害や嚥下の手術のお話が多かったです。

耳鼻科の先生方の発表の中でVFのアウトカムとして喉頭挙上遅延時間:LEDT(laryngeal elevation delay time:ボーラスの食道入口部到達時から、喉頭最大挙上位までの時間)が必ずといって良いほど入っていたのが気になりました。今度、使用してみようと思います。
夜間の不随意嚥下に関する研究発表で、健常者でも1時間以上嚥下反射が起こらないことあるとのこと、興味深いです。
また嚥下機能改善手術の適応や成績・合併症などの知見がかなり勉強になりました。術後感染が多い印象をもっていたのですが、思ったより合併症、術後成績が良かったです。
来年は2月に高知で開催予定とのこと、面白かったです!

2011/02/02

1st. International Conference on Anti-Aging Medicine

1st. International Conference on Anti-Aging Medicineが5/28京都で行われます。演題締め切りは2/28だそうです。アンチエイジングとリハ・栄養は非常に密接なつながりがあるように感じています。面白そうです。

神経医学関連誌のインパクトファクター(JCR2018)

LANCET NEUROLOGY 28.755 Nature Reviews Neurology 21.155 ACTA NEUROPATHOLOGICA 18.174 Alzheimers & D...