てんかん患者における自動車運転の可否はどのように判断すれば良いでしょうか?道路交通法改正にともなう運転適性の判定について.てんかん研究 2002;20:135-138によれば
・発作が過去 5年以内に起こったことがなく、医師が「今後、発作が起こるおそれがない」旨の診断を行った場合
・発作が過去2年以内に起こったことがなく、医師が「今後、X年程度であれば、発作が起こるおそれがない」旨の診断を行った場合
・医師が、1年間の経過観察の後「発作が意識障害及び運動障害を伴わない単純部分発作に限られ、今後、症状の悪化のおそれがない」旨の診断を行った場合
・医師が、2年間の経過観察の後「発作が睡眠中に限って起こり、今後、症状の悪化のおそれがない」旨の診断を行った場合
これらの場合は運転適性があることになり、免許取得が可能としています。
運転の可否に関しては医師の判断・適性検査が必要です。基本的には2年間発作がない場合は、てんかん患者の事故発生率は一般人と変わらないとのことですが、大型免許及び第二種免許に関しては、日本てんかん学会としては現時点で、てんかんに係る発作が投薬なしで過去5年間なく、今後も再発のおそれがない場合を除き、通常適性なしとの見解だそうです。
2011/05/16
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