2013/11/25

最近の統計ソフト、人気ランキング(参考値)

統計ソフト(JMP、SPSS、Stata、R)の人気ランキングはどんなものかと、参考までにGoogle Scholarで4者を検索してみました。2013年以降に絞ってみたところ、1.SPSS(37%)  2.Stata(35%)  3.R(18%)  4.JMP(10%) の順位でした。(ちなみにRはR-Projectで検索しています。)


ちなみに2009年以降に絞った場合SPSS40%、Stata44%、R8%、JMP8%でした。Rがんばってます!

2013/11/22

ソーシャルキャピタルと身体機能とに関連性あり

Aida J, Kondo K, Kawachi I, Subramanian SV, Ichida Y, Hirai H, Kondo N, Osaka K, Sheiham A, Tsakos G, Watt RG. Does social capital affect the incidence of functional disability in older Japanese? A prospective population-based cohort study. J Epidemiol Community Health. 2013;67:42-7.

最近、カワチ・イチロー先生ソーシャルキャピタル(社会関係資本)の本がたくさん出ていますね。これはソーシャルキャピタルが身体機能に与える影響を検討した日本からの報告です。

1万4千人以上の高齢者のソーシャルキャピタルを評価、4年間フォローしたところ2千人くらいが身体障害を発症した。
多変量解析の結果、男性では有意でなかったものの、女性においてはソーシャルキャピタルが欠如していると有意に身体障害を発症しやすいことがわかった。(信頼欠如で1.68倍、ネットワーク欠如:で1.12倍)


本研究で用いられたソーシャルキャピタルの評価表は以下のようなものです。

①信頼:一般的に人は信用できると思いますか
②規範:多くの場合、人は人の役に立とうとすると思いますか
③ネットワーク:あなたは次にあげる会や組織に入っていますか
(ボランティア、市民運動、スポーツ関係のクラブ・サークル、趣味の会)

とても簡便です。

2013/11/18

全身状態と摂食レベルとの関係性

Taniguchi E, Asakura K, Murakami K, Masayasu S, Sasaki S. Relationship Between Diet Texture and Discharge Due to Deteriorating Health Condition in Nursing Home Residents in Japan: A Multicenter 1-Year Prospective Study. Asia Pac J Public Health. 2013 Apr 9.
日本の施設において全身状態と摂食レベルとの関係性を調べた報告です。
摂食レベルは普通食、刻み食、ミキサー食、経管栄養の4分類です。対象は9528人、平均年齢85歳、平均BMI:20でした。退院時の全身状態と食形態との関係性について検討しています。

結果ですが、退院時に全身状態が悪かった人たちのほうが有意に摂食レベルが低く、多変量解析後も有意であったとのことです。


全身状態と経口摂取との間には強い関係性がありそうです。

2013/11/17

スーパーマリオをやると脳が大きくなる?

スーパーマリオゲームが脳にあたえる影響を検討した報告です。
対象は48人の若者。半分の人にスーパーマリオ64毎日30分、2か月間やってもらった。

SPMでの解析結果ですが、ゲームやった人は右の海馬と右の背外側前頭前野(DLPFC)と両側小脳が有意に大きくなったとのことです。脳の可塑性、恐るべしですね。

2013/11/15

ナーシングホームにおけるビタミンD欠乏率

Kojima G, Tamai A, Masaki K, Gatchell G, Epure J, China C, Ross GW, Petrovitch H, Tanabe M. Prevalence of vitamin d deficiency and association with functional status in newly admitted male veteran nursing home residents. J Am Geriatr Soc. 2013;61:1953-7.
ナーシングホーム入所時(ハワイ)におけるビタミンDとADLとの関係を見たとの報告です。

対象は104人、平均年齢70歳、BMIの平均値:26.7、40%はリハ目的入所である。
そしてその半数は25OHDが20以下という重度なビタミンD欠乏症であった。(平均値21)

多変量解析の結果、特にADLの低い人、糖尿病のある人はビタミンD欠乏傾向が高かったとのことです。
リハ病院や施設において、特にADLの低い高齢者でビタミンD欠乏が多くみられるとの報告、最近増えています。おそらく日本人にも当てはまることではないかと推測しています。(大腿骨頸部骨折で入院した女性のビタミンD血中濃度が25OHDで平均で9しかなかったとの日本の報告もあります。)

obesity paradoxは日本人にも見られるか

Yasunaga H, Horiguchi H, Matsuda S, Fushimi K, Hashimoto H, Ayanian JZ. Body mass index and outcomes following gastrointestinal cancer surgery in Japan. Br J Surg. 2013;100:1335-43.
アメリカではやや太り気味のほうが術後死亡が少ないと言われているが、日本人にもあてはまるかどうか検討したとの報告です。

胃がんや大腸がん(ステージ1-3)で手術をうけた30765人の患者さんの①入院中死亡率、②術後合併症、③医療費を多変量解析などをもちいて検討しています。

結果、①②③ともにBMI23くらいでU字型のグラフとなり、日本人の術後患者さんにおいてはオベシティーパラドックスは見られなかったということです。

2013/11/06

日本はもっと英語で論文を発信すべき

In praise of Japanese research. The Lancet, Volume 367, Issue 9507, Page 297, 2006.

ちょっと前ですがLancetにこんな記事が掲載されています。

「日本には傑出した科学者がいて、すばらしい研究をしているにも関わらず、それに見合った評価がなされていない。日本人は英語論文を書かない傾向にあるため、彼らの仕事は日本国内のみに取り残されているのである。日本人はもっと英語で論文を発信べきである。」といった内容です。

辛辣な内容ですが、海外からはそのような目で見られているのですね。7年前に書かれたものですが、現在の状況は当時と比較してどうでしょうか。

神経医学関連誌のインパクトファクター(JCR2018)

LANCET NEUROLOGY 28.755 Nature Reviews Neurology 21.155 ACTA NEUROPATHOLOGICA 18.174 Alzheimers & D...