2011/03/08

アメリカ嚥下学会(DRS)体験記 (後半)

DRSのオーラル会場です。今回は例年よりシンポジウムなどより一般演題が充実していたと聞きました。また耳鼻科領域の嚥下障害の話題が多かったです。なんと300人近くの参加者のうち50人くらいが日本人(多い!)でした。また日本人のオーラル発表は3,4題、ポスター発表はたくさんありました。

産業ブースのところには内視鏡やトロミ剤、嚥下圧測定器、嚥下の電器刺激器などが展示されていました。朝ごはんはここで自由に摂ることができ、休み時間の間もお菓子や飲み物が山積みになっていました。2日目のお昼にはハーゲンダッツの冷蔵庫まで置いてありましたね。

ポスター会場です。(人がいないときに撮ってます。)ポスター発表者はある時間帯にポスターの近くにいるようにとの指示がありましたが、特にオーラルの設定等はなかったです。日本のポスター発表に比べ積極的に質問されました。ポスターは横長でピンかベルクロで貼りました。ほぼ全て一枚刷りポスターです。3日間で演題はいろいろあり、細かいことはまた後日取り上げますが、個人的にはトロミ水関連、嚥下筋の筋トレ、さまざまな刺激療法の話が興味深かったです。特に
Device-Facilitated Interventions
A New Way to Measure Sensation Intensity
の2セッションが面白かったです。

クロージングセレモニーでは大会長のStevenから次回大会長のRosemaryへ帽子が渡されました。来年のDRSはカナダのトロントで開催予定です。あと、ヨーロッパの嚥下学会が本格的に活動するようですね、こちらもいつか行きたいです。

今回、日本からの参加者の半分は歯科医で、あとはリハ医・耳鼻科医、その他といった感じでした。日本の先生方との交流が深まりましたね。歯科の先生方と飲みに行ったりして楽しかったです。非常に幸運な出会いやリサーチクエスチョンの発見もいくつかあり、本当に参加して良かったです。

成田に着いたら雪が降っててびっくりしました~。成田エクスプレスの中でブログの内容を考えながら帰りました。

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