2011/04/23

脳卒中後麻痺にSSRIが効く(FLAME Trial)


Fluoxetine for motor recovery after acute ischaemic stroke (FLAME): a randomised placebo-controlled trial.The Lancet Neurology, Volume 10, Issue 2, Pages 123 - 130, February 2011
最近Lancet Neurologyに掲載されました脳卒中後の麻痺に対するFluoxetine(SSRIの一種)の有効性を証明したFLAME Trialについての論文です。

ダブルブラインドRCTでFugel Meyerのmotor scaleが55以下の急性期脳卒中患者118人をSSRI群とPlacebo群に分けています。

メインアウトカムである90日後のFugel Meyer scaleはSSRI群で有意に改善がみられています。また上肢・下肢ともに効果ありとの判定です。研究デザインもしっかりしておりエビデンスレベルも高いので、本研究結果は脳卒中治療ガイドラインにも載るものと思われます。

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