2011/06/07

老化に伴いアミノ酸抵抗性が増加する

サルコペニアの病態として老化によるタンパク同化機能の低下があると言われています。そしてそれは加齢によりアミノ酸に対する抵抗性が生じる(タンパク同化感受性が低下する)ことも一因ではないかという話があります。この論文はアミノ酸投与に対する若年者と高齢者との違いを検討した論文です。
通常アミノ酸を摂取すると筋のタンパク同化が亢進するのですが、上の図のように高齢者では若年者にくらべアミノ酸に対する反応が低下していました。サルコペニアでは、アミノ酸による筋タンパク同化機能の低下があるかもしれません。

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