短時間の運動でも寿命延長効果はあるのか?これは運動量と死亡率との関係を前向きに検討したLancetの報告です。416175人の台湾人を対象に、運動量を調査し、死亡率を平均8年追跡しています。
1日の運動量と総死亡率との関係をみてみると運動量が増えれば増えるほど死亡率減少効果の向上がみられました。
運動量を不活動、低活動、中活動、高活動、高々活動の5つに分類し死亡率との関係を表した図です。低活動(1日15分または週に90分の運動)群でさえ不活動群に比べれば総死亡率が14%低下していました。
様々なサブグループ解析でも、低活動群は不活動群に比べ有意に死亡率が低かったです。
1日15分の運動でも3年程度の寿命延長効果がみられたとの結果です。なかなか運動するのは難しいとは思いますが、1日15分でもいいんだよ、と言われれば何とか続けられる人も多いのではないでしょうか。
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