2010/10/16

日本神経筋疾患 摂食・嚥下・栄養研究会 学術集会

日本神経筋疾患 摂食・嚥下・栄養研究会 The Japan Society for Deglutition and Nutrition in Neuromuscular Disorders (JSDNNM)の第6回学術集会に参加してまいりました。

最初は人が少なかったのですが、だんだん集まってきました。
神経内科、耳鼻科、リハ科、歯科の先生が多かったようでした。
 
 はじめにFunctional Brain Science Labの壇先生からNIRSの話がありました。あとにも光トポの演題ありましたね、リアルタイムに計測できるのは良さそうです。(値段があれですが。)
一般演題に出てきたVideofluoroscopic dysphagia scale (VDS) という嚥下造影の評価尺度のこと知りませんでしたので、調べてみたらこちらの論文に載ってました。(これに載ってるASHA NOMS swallowing level (ASHA level)という別の尺度のことも知りませんでした、使えそうです。)
 またRSSTは神経変性疾患にはあまり有効でないという演題があったのですが、会場からあれは脳卒中にしか使えないという結果がでていますというコメントがありました。(そういえばRSSTの原著論文には検者間信頼性の結果が書いてないんですよね。指の太さとか人によっても違うしどうなんでしょうか。)
 個人的にはALSの代謝と必要カロリーの話が興味深かったです。質疑応答がなかなかレベル高く、充実した内容でした。神経筋疾患の嚥下障害診療における口腔機能や認知機能、栄養状態の重要性を再認識しました。
 来年は10月香川であるそうです、うどん食べに来てくださいとのことでした。美味しそうです。

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