サプリメントは本当に健康に良いのでしょうか。これは平均年齢61歳の高齢女性38772人のサプリメント使用状況と死亡率との関連性をフォロー検討したArch Intern Medの報告です。フォロー期間中に15594人(40.2%) が亡くなっています。
結果です。サプリメントの使用状況と死亡率との関係を多変量解析したところマルチビタミンで1.06倍、ビタミンB6で1.1倍、葉酸で1.15倍、鉄で1.1倍、マグネシウムで10.8倍、亜鉛で1.08倍、銅で1.45倍、有意な死亡率増加がみられた(カルシウムだけは0.91倍有意な死亡率低下がみられた)との結論です。
全ての交絡因子が調整しきれていないとも思われますが、大概のサプリメントは健康にそれほど有益ではないという結果でした。
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