2011/10/08

乳酸菌(ガセリ菌)の抗肥満効果

Eur J Clin Nutr. 2010;64:636-43.Regulation of abdominal adiposity by probiotics (Lactobacillus gasseri SBT2055) in adults with obese tendencies in a randomized controlled trial.
乳酸菌には脂質代謝異常改善効果があると言われています。これはラクトバチルス・ガセリという乳酸菌の抗肥満効果を検討したダブルブラインドRCTです。
対象はBMIが24以上の87人、コントロール群(W0)には普通のヨーグルトを、乳酸菌群(W12)にはガセリ菌SP株を含むヨーグルトを1日200g・3ヶ月摂取させています。
結果はコントロール群では変化みられなかったのに対し、乳酸菌群は内臓脂肪面積が4.6%、皮下脂肪面積が3.3%と有意に減少、また体重も1.1kg減少、ウエストも1.7cm細くなり、アディポネクチンも増えたとのことです。

ガセリ菌が腸蠕動を活発にし食物移動が早まることで、過剰な脂肪・糖分の吸収を防いだのではないかとのこと。この菌は雪印メグミルク ナチュレ恵ヨーグルトなどに入ってるということです。

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