アンチエイジングダイエットなんて言葉もあるようですが、そもそもダイエットにはアンチエイジング効果があるのでしょうか?これは低体重・過体重・肥満と死亡率との関連性を検討した論文です。アメリカで行われた4年間、130000人以上に対する調査でNHANESⅠ~Ⅲと三つのデータのフォローアップです。BMI:18.5~25を正常、<18.5を低体重 25~30を過体重 ≧30を肥満と定義しています。
25~59歳では低体重、肥満群で死亡率が増えていますが、過体重群ではそれほど死亡率は上がっていませんでした。
60~69歳のデータです。これも低体重では死亡率が上がっていますが、肥満群ではそれほどでもなく、過体重群はほとんど上昇がみられません。
70歳以上ともなると低体重群では死亡率が高いのに対し、過体重群、肥満群ともに死亡率はほとんど変わりない結果に。
25~59歳では低体重、肥満群で死亡率が増えていますが、過体重群ではそれほど死亡率は上がっていませんでした。
60~69歳のデータです。これも低体重では死亡率が上がっていますが、肥満群ではそれほどでもなく、過体重群はほとんど上昇がみられません。
70歳以上ともなると低体重群では死亡率が高いのに対し、過体重群、肥満群ともに死亡率はほとんど変わりない結果に。
あらゆる年代でやせている人は死亡率が高いが、年を取るにつれ肥満者が必ずしも寿命が短いわけではないとの結果です。
ダイエット行為そのものがアンチエイジングに良いかどうかに関しては今だ議論の余地があります。特に体重変動のあるリバウンダーはダイエットが成功してもしなくても死亡率が高くなるとの報告もありますし、無理なダイエットはかえってエイジングを進める可能性もあります。
痩せ過ぎは健康に良くないし、高齢者はそんなに痩せなくていい可能性があります。
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