2011/08/14

低脂肪食より低炭水化物食が脂質代謝改善に有効

Weight and Metabolic Outcomes After 2 Years on a Low-Carbohydrate Versus Low-Fat Diet.Ann Intern Med 2010; 153:147-157.
アンチエイジングダイエットというと低炭水化物食か低脂肪食かという話をよく聞きますが、長期的な検討が不十分でした。これは2010年Ann Intern Medに掲載された2年間にわたるRCTの報告です。

2年間後の減量効果には有意差がありませんでした。

有意差がみられたのはコレステロールについてで、低炭水化物食の方がHDLの有意な上昇を認めたとの結論です。

過去の文献を見ても、低炭水化物食の方がHDL、TG、T-choの改善がみられるとの報告が多いですね。また食後高血糖のことを考えれば耐糖能障害がある人には低炭水化物食の方が良さそうなことは容易に想像されます。しかし生命予後や総合的な評価という点では、まだまだどちらがアンチエイジングに良いか議論の余地があるようです。

個人的には何を食べるかもそうですが、どう食べるか(一日何回、何時ごろ、何分かけて食べるかなど)がアンチエイジングには大切ではないかと考えています。まあでも、丼と麺のセットメニューとか正直どうかと思いますけど(笑)

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