最近、カワチ・イチロー先生のソーシャルキャピタル(社会関係資本)の本がたくさん出ていますね。これはソーシャルキャピタルが身体機能に与える影響を検討した日本からの報告です。
1万4千人以上の高齢者のソーシャルキャピタルを評価、4年間フォローしたところ2千人くらいが身体障害を発症した。
多変量解析の結果、男性では有意でなかったものの、女性においてはソーシャルキャピタルが欠如していると有意に身体障害を発症しやすいことがわかった。(信頼欠如で1.68倍、ネットワーク欠如:で1.12倍)
本研究で用いられたソーシャルキャピタルの評価表は以下のようなものです。
①信頼:一般的に人は信用できると思いますか
②規範:多くの場合、人は人の役に立とうとすると思いますか
③ネットワーク:あなたは次にあげる会や組織に入っていますか
(ボランティア、市民運動、スポーツ関係のクラブ・サークル、趣味の会)
とても簡便です。
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