2012/04/20

経鼻経管栄養チューブが嚥下機能に与える影響

Otolaryngol Head Neck Surg. 2011 Nov;145(5):796-800. Epub 2011 Aug 2.Effect of presence/absence of a nasogastric tube in the same person on incidence of aspiration.
経鼻経管栄養チューブ(NGT)が入っているとどれくらい嚥下に悪影響があるのでしょうか?これはNGTが入っている状態と入っていない状態で嚥下機能に差があるかどうかを検討した論文です。

まずNGTのはいっている脳卒中後嚥下障害患者100人ののどを覗いたところ、C,Dのように喉頭蓋周囲にとぐろをまいていたり、交差していた患者が5人いた。


A,Bのようにまっすぐ入っている人にVEをやったところ、2人以外はNGTが入っていても入ってなくても嚥下の所見に差がなかった。

C,Dのようにからまって入っていた5人においては全例NGTが嚥下機能に悪影響を及ぼしていた。

NGTが入っていても、絡まったりしていなければそんなに神経質にならなくても良いのでは、との報告です。
「浅めに入ったから、もう少し押し込んでおこう」という発想が絡まる主な要因ではないかと思います。あと、細め(日本人においては8Frか10Fr)を使うのが良いのではと思いました。経口摂取をあせるあまり必要なNGTを抜くことも無いとも解釈できますが、もちろん悪影響はゼロではありませんので不必要なNGTは抜去すべきと考えています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

磁気刺激を応援するクラウドファンディング「脳卒中の後遺症に悩まれている方々を磁気刺激療法で救いたい」

磁気刺激療法を応援するクラウドファンディング「 脳卒中の後遺症に悩まれている方々を磁気刺激療法で救いたい 」がREADYFORにて行われています。 https://readyfor.jp/projects/hosp_mie-rehabil 経頭蓋磁気刺激療法は脳卒中治療ガイドライ...