2012/04/01

高齢者におけるタンパク摂取量と筋肉量との関係

Am J Clin Nutr. 2008 Jan;87(1):150-5.Dietary protein intake is associated with lean mass change in older, community-dwelling adults: the Health, Aging, and Body Composition (Health ABC) Study.
タンパク質の摂取が高齢者の筋肉量維持にどれくらい寄与しているのかを検討した論文です。対象は70-79歳の健常人2066人。タンパク摂取量でQ1~Q5と5群に分けて(Q1が一番少なくて0.7g/kg、Q5が一番多くて1.1g/kg)DXA法で四肢筋肉量(aLM)の変化を3年フォローしています。

多変量解析(年齢、性別、人種、総エネルギー摂取量、身体活動量、併存疾患などは調節済み)の結果、タンパク摂取量の多い人の方が有意に筋肉量を維持できていた(Q5での筋肉量減少はQ1の40%)とのこと。

適度なタンパク摂取がサルコペニア予防になるかもしれないという報告でした。

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