Dysphagia Research Society のpresident electであるRosemary Martinoの論文で、TOR-BSSTという脳卒中後嚥下障害のスクリーニング検査に関するものです。
評価表自体はCanadian Stroke NetworkのSCORE Evidence-Based Recommendations (SCORE EBR)の33,34ページに載っています。
この論文はRandomized controlled diagnostic study designがとられており非常にエビデンスレベルの高いものにしあがっています。TOR-BSST自体は発声、挺舌、咽頭感覚といった身体所見チェックのあと5ccの水を最高10回飲んでもらうというもの。信頼性に関してはICC=0.92、VFとの比較で感度91.3%と非常にすばらしい結果です。最大のポイントは何度も飲ませるところかと。非常に優れた嚥下障害スクリーニング検査だと思います。是非使ってみてください、お勧めです。
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