本日、病態栄養学会に参加してきました。参加者が多すぎて抄録集が前日で無くなってしまったとのこと、ショックです。個人的には栄養とアンチエイジングの教育講演が興味深かったです。嚥下障害の栄養管理に関するシンポジウムにも参加しました。若林先生のリハ栄養に関するプレゼンテーションスライド、さらに磨きがかかっているのを感じました。
お昼は栢下先生の嚥下調整食のお話を聞きました。嚥下食の物性測定条件について嚥下食ピラミッドでは圧縮速度が遅く(1mm/sec)、厚労省の許可基準では圧縮速度が速い(10mm/sec)とのこと。以前は嚥下の速度を考慮して早い方が良いのではと思っていたのですが、最近は遅い方が細かな違いが検出できて良いのかもしれないと感じています。ですが、臨床現場で測るとなると早くて済むのなら早い方ががうれしいかもしれません。また、聖隷のゼリー重視の嚥下食分類を参考にしたということですが、ペーストは大丈夫だけどゼリーは誤嚥するというパターンの患者さんもよくいるので(栢下先生も言われていましたが)その辺は「うーん、、、」という感じです。嚥下食にゼリーを使うのは日本くらいのものですよね。
あと、粘度に関してはラインスプレッドテストという簡易検査がありますが、硬さ、凝集性、付着性に関してもこのような簡易検査があれば便利だなと思いました。(リサーチクエスチョンの種ですね。)
あと、うちの病院でも嚥下障害診療に対するチーム医療体制をもう少し整理した方が良いなと思いました。みんなで力を合わせないと!というのは強く感じました。
2011/01/16
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病態栄養学会に参加されていたのですね。お会いできず残念でした。自分のブログでプレゼンの書籍を何冊も紹介しているので、実際にプレゼンのスキルを改善させないと…と試行錯誤しているところです。
返信削除リサーチクエスチョンの種をぜひ、花にして下さいね。
私はスライドについつい多くの情報を詰め込みがちになってしまうのでなおしたいです。このRQに関してはどなたか栄養士の方にやっていただけることを希望したいと思います。
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