Comparison of eight computer programs for receiver-operating characteristic analysis.Clin Chem. 2003 Mar;49(3):433-9.
ROC解析ソフトウェアの比較論文です。AccuROC, Analyse-It, CMDT, GraphROC, MedCalc, mROC, ROCKIT, and SPSSの8つです。カーブフィッティング結果に関しては大差ないようですね。plotROCという両正規ROC曲線を描くソフトとの併用もよく見かけますね。今度使い比べてみます。
2010/06/28
美味しいゼリーの食べ比べ
2010/06/23
第4回日本栄養材形状機能研究会
第4回日本栄養材形状機能研究会が 平成22年8月21日(土) 13:00~17:30 東京都千代田区大手町1-3-7 日経ホール (日経ビル3階) にて開催予定とのことです。
第3回は参加したのですが、今回も時間があれば行きたいですね。
第3回は参加したのですが、今回も時間があれば行きたいですね。
筋力増強訓練の効果を引き出す栄養剤
筋力増強訓練にHMB摂取を併用する良いという論文です。御高齢で廃用の患者様などで「立ち上がりが自立しないと家に帰れないけど、ぎりぎり無理かもしれない、、、」といったときに蛋白同化ステロイドの使用を検討することがあるのですが、こういう物も試してみても良いのかもしれませんね。
低栄養患者のスクリーニングツール
2010/06/18
栄養補給が高齢者に与える影響 メタアナリシス
Meta-analysis protein and energy supplementation in older people.Ann Intern Med, 2006.
栄養補給が高齢者に与える影響、非常に良質なメタアナリシスです。34870の文献から55の文献を選りすぐり解析を行っています。短期入院でみたところ、しっかり食べてもらったほうが感染症などの合併症も少なく、死亡率も低いとの結果です。メタアナリシスの勉強にもなりました。
2010/06/15
嚥下障害QOL尺度:SWAL-QOL
これは嚥下障害者のQOL評価法であるSWAL-QOLの信頼性と妥当性を検証した論文です。
この論文は3部に分かれていまして、これが最後の論文です。日本語版も開発されており、以前使っていたのですが、なかなかアンケート取れる嚥下障害者がおらず最近はさぼっていますが、嚥下リハのアウトカム尺度としては良いものだと思います。
この論文は3部に分かれていまして、これが最後の論文です。日本語版も開発されており、以前使っていたのですが、なかなかアンケート取れる嚥下障害者がおらず最近はさぼっていますが、嚥下リハのアウトカム尺度としては良いものだと思います。
世界の嚥下食分類 National Dysphagia Diet (NDD)
The National Dysphagia Diet implementation at a regional rehabilitation center and hospital system.J Am Diet Assoc. 2003.
嚥下食の分類は、いくつもありますね。日本ではユニバーサルデザインフード(UDF)や嚥下食ピラミッドなどがありますが、これは海外で広く用いられている嚥下食分類:National Dysphagia Diet (NDD)の紹介論文です。
The National Dysphagia Diet (NDD)
・NDD Level 1: Dysphagia-Pureed (homogenous, very cohesive, pudding-like, requiring very little chewing ability).
・NDD Level 2: Dysphagia-Mechanical Altered (cohesive, moist, semisolid foods, requiring some chewing).
・NDD Level 3: Dysphagia-Advanced (soft foods that require more chewing ability).
・Regular (all foods allowed).
トロミ水の分類もあります
viscosity ranges:
1. Thin 1-50 centiPoise (cP)
2. Nectar-like 51-350 cP
3. Honey-like 351-1,750 cP
4. Spoon-thick >1,750 cP
大雑把に把握する分には良い指標かと思います。
2010/06/14
経頭蓋直流電気刺激とロボットリハの併用療法
経頭蓋直流電気刺激(transcranial direct current stimulation:tDCS)とロボットリハの併用療法に関する検討です。産業医大の先生が同じことに取り組んでいると学会で聞いたことがあり探していたところで見つけました。tDCSはこのようにリハビリやりながらでもつけられるので良いですね。良い組み合わせだと思いました。
2010/06/12
STによる嚥下リハの効果(Systematic Review)
STさんに嚥下リハの介入研究をさせようと思って、VE,VF以外の嚥下リハのアウトカム尺度で良さそうなものがないか探しているときにであった論文です。
Funcional Oral Intake Scale(FOIS)やMann Assessment of Swallowing Ability(MASA)、timed swallowing test、swallowing frequencyを使用するというのはSTでも問題ないし、英語論文でも使えそうで良さそうですね。FOISとMASAは当院でも使用しています。
それにしてもシャキアExにでてくるFOAMSという尺度がどういうものか未だによくわかりません。誰か教えて下さい。
バリアフリーに対する支払意思額(WTP)
バリアフリーに対する経済効果に関する論文で、経済的な満足度の指標である支払意思額(Willingness to Pay)をアウトカムにしています。リハの分野では効用値を用いた費用効用分析などをときおり見かけますが、WTPはまだまだ使用されていないと思います。リハのアウトカム尺度としてはなかなか良いものだと感じました。
透析中レジスタンストレーニングの効果
透析中レジスタンストレーニングのRCTです。12週間、透析最中に筋トレをすることで、筋力増強効果、抗炎症効果などがみられています。透析効率や歩行速度などには変化がみられなかったようです。
私の働いている病院でも倫理委員会を通して透析中運動療法やっています。本当は有酸素運動が良いのでしょうが、透析しながらだとなかなか難しいですよね。下肢のレジスタンストレーニングなら比較的簡単にできるので良いと思います。
2010/06/07
急性呼吸不全による人工呼吸患者の栄養管理ガイドライン
急性呼吸不全による人工呼吸患者の栄養管理ガイドライン
人工呼吸 第27 巻 第1 号 75 〜118 頁(2010 年)
つい先日、新しい栄養療法のガイドラインが正式発表になりました。一番驚いたのは、3つしかないGradeAにn-3 系脂肪酸(EPA)が含まれていることでした。EPAといえばエパデールとかですよね?
悪液質に効きそうということは知ってましたが、急性肺疾患にもこんなにエビデンスがあるとはびっくりです。今一人重症肺炎がいるので、試せないかもう少し調べてみます。
人工呼吸 第27 巻 第1 号 75 〜118 頁(2010 年)
つい先日、新しい栄養療法のガイドラインが正式発表になりました。一番驚いたのは、3つしかないGradeAにn-3 系脂肪酸(EPA)が含まれていることでした。EPAといえばエパデールとかですよね?
悪液質に効きそうということは知ってましたが、急性肺疾患にもこんなにエビデンスがあるとはびっくりです。今一人重症肺炎がいるので、試せないかもう少し調べてみます。
2010/06/02
脳卒中後嚥下障害のスクリーニング systematic reveiw
Detection of eating difficulties after stroke: a systematic review.International Nursing Review 2006.
脳卒中後嚥下障害スクリーニング検査のreviewです。‘Standardized Bedside Swallowing Assessment’ (SSA)というスクリーニング検査がstrong evidenceということです。
海外では、日本であまり知られていないような嚥下スクリーニング検査がむしろ主流のようですね。
(ちなみに日本で良く使われているRSSTやMWST等は名前も出てきません。)なぜ日本の嚥下の教科書にはこのような海外のスクリーニング検査は載ってないのでしょうか、不思議です。
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