2012/02/18

老人性鉱質コルチコイド反応性低Na血症(Mineralcorticoid Responsive Hyponatremia of the Elderly:MRHE)にはフロリネフを使おう

Change of the Image of the Posterior Pituitary in a Patient with Mineralocorticoid-responsive Hyponatremia of the Elderly:Comparison of Findings before and after Treatment. Internal MedicineVol. 46 (2007) , No. 3 pp.139-140
高齢者の低Na血症の病態としてMRHE(Mineralcorticoid Responsive Hyponatremia of the Elderly;老人性鉱質コルチコイド反応性低Na血症)というのがあるのをご存知でしょうか。加齢に伴い腎のNa保持能が低下する病態で、高齢者の低Na血症の30%ちかくを占めているとも言われています。(水もNaも漏れちゃうのが特徴です。)

これはMRHEに関するCase Reportで、80歳の女性でNa119mEq/lと低下がありSIADHを考え水分制限したが改善せず、MRHEとしてフロリネフ0.05mg投与したところNa139mEq/lまで改善、そして最終的にはフロリネフをOFFにできたとの報告です。また、治療前後で脳下垂体後葉に変化がみられたとのことです。

なかなか良くならない高齢低Na血症を見たらMRHEを考えフロリネフの使用を検討してみると良いかもしれません。(フロリネフがなければコートリルでも治療可能との報告もあります。)活気のない高齢リハ患者の中にも時々MRHEによる低Na血症が混じっており、フロリネフ使ったらリハが進むようになった、ということ何度か経験しています。皆さんの周りにも当てはまりそうな人いませんか?

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