2013/09/11

ヨーロッパ嚥下障害学会/ワークショップ

ヨーロッパ嚥下障害学会にてスェーデン・マルメに来ています。

今日は本学会前のワークショップでトリアンゲレンに来ました。

40人くらいと少人数で、まずは参加者全員自己紹介と各病院で嚥下障害のスクリーニング検査どうしているかを説明させられました。

休憩時間はお菓子がいっぱい。

エビデンスを示せ!(笑)

アジアからは自分以外には中国からもう一人来ており、嚥下障害の検査や治療どうしているかをお話したり、臨床での忙しさや研究費の悩みなどお互い共感するところがありました(笑)

あとはひたすらEAT-10V-VSTVital Stimづけの一日でした。

帰りに駅前の教会によってみました。

明日からのヒリェの学会場にもよってみました。

学会場近くのデパート、なぜこんなにえぐれているのかと(笑)
明日はプレコングレスセミナーに参加します。

ヨーロッパ嚥下障害学会でスウェーデンに来ています


日本から直行便のあるコペンハーゲンからすぐのところなのでデンマークから入ります。Scandinavian Airlines Systemです。SASと言っても睡眠時無呼吸や某統計ソフトとは関係ありません。



スカンジナビア航空、機内食美味しかったです。11時間でつきました。


コペンハーゲンに着きました。時差は-7時間、看板は日本語でも書かれていました。

すごい、デンマークらしい感じがします(笑)

オーレスン橋を渡るためにスウェーデン鉄道(SJ)のチケット売り場に来ました。

 チケット販売機は英語もOKでした。カードで支払いをします。

24時間20分間隔で鉄道が走ってるそうです。Malmo行き発見。ワークショップ会場のトリアンゲレンと学会場のヒリェにも途中下車する電車ですね。

なんかゴリラみたいなのが来ました(笑)

30分でマルメにつきました。ベルギーからスウェーデンの越境はパスポートチェックなどはありません。

ホテル前の広場。ヨーロッパの風景ですね。明日からがんばります。

2013/08/11

ビタミンDのパーキンソン病進行抑制効果(RCT)

Suzuki M, Yoshioka M, Hashimoto M, Murakami M, Noya M, Takahashi D, Urashima M. Randomized, double-blind, placebo-controlled trial of vitamin D supplementation in Parkinson disease. Am J Clin Nutr. 2013;97:1004-13.
ビタミンDにはパーキンソン病の進行を抑制する効果があるかも、ということでRCTで確認したとの報告です。114人のパーキンソン病患者を対象に56人にはビタミンD(1200IU/日)を、58人にはプラセボを内服してもらい、1年後までフォローしています。

結果、Hoehn & Yahr stageというパーキンソン病の重症度評価での悪化がビタミンD群で有意に少なかった、との結果です。(もともと25OHDの血中濃度は21-22±9くらいでビタミンDの血中濃度は低めの人が多かったみたいです。)ビタミンDはニューロステロイドとも言われており、様々な脳疾患に良い影響を与えるのではないかと期待されています。




2013/08/03

トクホコーラの原著論文を読んでみました


しばしば見かけるキ○ンメッツコーラ(キリンビバレッジ)です。食後の中性脂肪が気になる方の食生活の改善に役立つ」ということでトクホの認可を得ていますが、あまりに過大広告のようであり、有効性に関する評価の論文を探して読んでみました。


デザインは二重盲検によるクロスオーバー試験、対象は中性脂肪値がやや高めの成人男女90名。高脂肪食とともに試験飲料または対照飲料を摂取させ、摂取開始前、開始後経時的に採血を行い、血中の脂質関連指標を測定。(試験飲料は難消化性デキストリンを5 g配合)その結果、対照飲料と比較して試験飲料摂取後234時間後の血中中性脂肪値およびAUC値の抑制が認められたとしています。

しかし、よく読むといくつか問題点に気づきました。
①まず、脂質関連指標の経時的な変化量に関してはグラフが示され有意差があったとしているが、メインアウトカムである中性脂肪の数値が書かれていない!し、その他T-cholHDL-choLDL-choには有意差がない。
②中性脂肪値の血中濃度に関するAUCを比較し有意差ありとしているが、これもグラフのみで数値の記載がなく、グラフからも臨床的に意味のある差があったとは読み取れない。
③経時的な変化量を比較しているが統計解析に際して多重性が考慮されていない。
④もともと中性脂肪値が高めの者を対象としているため、一般化可能性については疑問を感じる。
⑤有害事象はなかったとしているが、なにをもって有害事象としているかが不明。
⑥統計解析をした人が、どのように情報からブラインドされていたかが不明。
⑦どのようにしてサンプルサイズを計算したのかが書かれていない。
⑧ダブルブラインドの介入研究にも関らず、臨床試験登録がなされていない。
⑨研究費の出所や利益相反に関する情報の記載がない。(著者の6人中、4人がキリンビバレッジ株式会社の社員である。)

これが中性脂肪値の血中濃度に関するAUCを比較したグラフですが、臨床的に意味のある差があったとは読み取れません。

情報をどこまで信用してよいかどうか、ますます情報リテラシーが必要な時代になってきています。

2013/07/21

リハ関連誌 JCR2012 Impact factorランキング

Journal Citation Reports(2012)が発表されましたので、リハ関連雑誌(Subject CategoryがREHABILITATIONの雑誌)のランキングを作ってみました。インパクトファクター1点以上の物のみです。

1 J HEAD TRAUMA REHAB    4.443
2 NEUROREHAB NEURAL RE   4.278
3 IEEE T NEUR SYS REH    3.255
4 J ORTHOP SPORT PHYS    2.947
5 PHYS THER              2.778
6 SUPPORT CARE CANCER    2.649
7 J NEUROENG REHABIL     2.567
8 AM J SPEECH-LANG PAT   2.448
9 ARCH PHYS MED REHAB    2.358
10 J PHYSIOTHER          2.255
11 MANUAL THER           2.237
12 J FLUENCY DISORD      2.226
13CLIN REHABIL           2.191
14J REHABIL MED          2.134
15 EUR J PHYS REHAB MED  2.060
16 J SPEECH LANG HEAR R  1.971
17 DEV NEUROREHABIL      1.900
18 SPINAL CORD           1.899
19 AM J PHYS MED REHAB   1.731
20 J MANIP PHYSIOL THER  1.647
21 J NEUROL PHYS THER    1.646
22 J ELECTROMYOGR KINES  1.644
23 PHYSIOTHERAPY         1.570
24 J COMMUN DISORD       1.551
25 DISABIL REHABIL       1.541
26 BRAIN INJURY          1.513
27 PHYS MED REH CLIN N   1.482
28 DISABIL HEALTH J      1.446
29 INT J LANG COMM DIS   1.441
30 NEUROREHABILITATION   1.417
31 PM&R                  1.372
32 PHYS THER SPORT       1.367
33 EUR J CANCER CARE     1.308
34 PHYS OCCUP THER PEDI  1.235
35 J GERIATR PHYS THER   1.212
36 INT J SPEECH-LANG PA  1.176
37 J HAND THER           1.169
38 ADAPT PHYS ACT Q      1.125
39 BRIT J OCCUP THER     1.096
40 PEDIATR PHYS THER     1.083
41 FOLIA PHONIATR LOGO   1.077
42 INT J REHABIL RES     1.055
43 SCAND J OCCUP THER    1.048

J HEAD TRAUMA REHABが一位ですか、そうですか~。

ちなみに、IF:1以上のリハ関連雑誌
JCR2011:42つ
JCR2010:28つ
JCR2009:20つ
JCR2008:17つ
と毎年順調に視聴率があがっています。ありがたいことです。

2013/07/09

砂糖摂取量と糖尿病発症とは無関係かも

Janket SJ, Manson JE, Sesso H, Buring JE, Liu S. A prospective study of sugar intake and risk of type 2 diabetes in women. Diabetes Care. 2003;26:1008-15.
糖尿病:ネーミングから糖の摂取量が多いと糖尿病になりやすいイメージがありますが、本当のところどうなんでしょうか。これは砂糖と糖尿病との関連性を検討したコホート研究です。

4万人近くの45歳以上の女性を5年フォロー、砂糖摂取量と糖尿病発症リスクを検討。年齢、喫煙、BMI、飲酒等々調整し、砂糖の摂取量最低群と最高群を比較した結果、糖尿病発症リスクに有意差は見られなかった。(Model 2: age, smoking, BMI, vigorous exercise, alcohol use, postmenopausal hormone use, multivitamin use, history of hypertension, high cholesterol, and family history of diabetes)

砂糖摂取量と糖尿病発症には関連性がないかも、との報告でした。まあ、BMIとか調整してますから、解釈には注意が必要です。もちろん、砂糖の過剰摂取が良いと言いたい訳ではありません。

2013/07/05

Nutrition Quality of Life (NQOL):栄養関連QOL尺度

Barr J, Schumacher G. Using focus groups to determine what constitutes quality of life in clients receiving medical nutrition therapy: first steps in the development of a nutrition quality-of-life survey. J Am Diet Assoc. 2003;103:844-51.
栄養介入アウトカムとして使えそうなQOL尺度ないかな?と探していて見つけた、栄養関連QOLの評価尺度に関する論文です。

Nutrition Quality of Life (NQOL)作成のための6StepからなるFocus group ・ Surveyを計画、6つのクラスターからなる50の質問項目を抽出(9 items in food impact; 6, self-image; 10, psychological factors; 7, social/interpersonal; 9, physical; and 9, self-efficacy)した。
NQOLは10分程度で回答可能であり、栄養療法の効果判定などにも使えるかも、とのこと。



NQOLの評価表はこちらでみることできます。

NQOLを使った研究もちらほらあるみたいですね。例えばこちら
Pei Lin L, Wan Putri Elena WD, Mohd Razif S. Nutrition Quality of Life among Female-Majority Malay Undergraduate Students of Health Sciences. Malays J Med Sci. 2012;19:37-49.

栄養に特化したQOL尺度、日本にもあるでしょうか。

磁気刺激を応援するクラウドファンディング「脳卒中の後遺症に悩まれている方々を磁気刺激療法で救いたい」

磁気刺激療法を応援するクラウドファンディング「 脳卒中の後遺症に悩まれている方々を磁気刺激療法で救いたい 」がREADYFORにて行われています。 https://readyfor.jp/projects/hosp_mie-rehabil 経頭蓋磁気刺激療法は脳卒中治療ガイドライ...