Which cortical area is related to the development of dysphagia after stroke? A single photon emission computed tomography study using novel analytic methods. Eur Neurol. 2012;67:74-80.
脳卒中後嚥下障害者の脳血流SPECT検査をみてみたという報告です。
VSRADとvbSEEというソフトを使って、voxel based analysisをしています。
脳卒中後嚥下障害患者は嚥下障害のない脳卒中患者と比較すると、ブロードマンの4野と24野で脳血流低下が見られ、嚥下障害検出力はROC解析の曲面下面積で4野:89%、24野:69%との結果でした。
4野と24野は脳卒中後嚥下障害者のfMRIでもよく検出される箇所ですね。fMRIよりもSPECTのほうが手軽にできるので、嚥下障害の原因となっている脳損傷部位を同定するにはよい方法かもしれません。
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