固定性の良いlooped nasogastric tube(looped NGT:ループ型NGチューブ)が脳卒中後嚥下障害患者の栄養補給効率を向上させるかどうか検討したRCTです。
104人の経管栄養患者をlooped NGT群と従来のNGT群にわけ、栄養補給がしっかりなされたかどうか比較しています。
結果です。looped NGTの方がややコストがかかり鼻に傷ができやすいということもあったが、栄養補給効率が17%くらい良かったし電解質異常も少なかった。(3ヵ月後の嚥下機能に関しては2群間で有意差なし。)looped NGTはズレにくく、その使用によりチューブ再挿入の頻度も軽減、栄養補給効率が改善されたとのことです。