2014/05/05

リハ効果指標いろいろ(FIMのバリエーション)

Rehabilitation impact indices and their independent predictors: a systematic review. BMJ Open 2013;3:e003483
リハの効果指標としてはFIMがよく用いられますが、退院時FIM、FIMgain(FIM改善量)、FIMefficiency(FIM改善速度)のどれも統計学的にいろいろ問題があるな、と思ってました。これはリハの効果指標にどの様なものがあるかを調べたシステマティックレビューです。

最終的にはFIMgain、FIMefficiencyの他にもRehabilitation Effectiveness、Relative Functional Efficiency、Revised MRFSなどが抽出され、紹介されています。

Rehabilitation Effectiveness:改善しうる範囲内でのFIM改善量
Relative Functional Efficiency:改善しうる範囲内でのFIM改善速度
Revised MRFS:入院前ADLを考慮したRehabilitation Effectivenessの改訂版
といった感じでしょうか。

PremorbidFIMを導入したRevised MRFSがいい感じですがそれでも完璧ではないですね・・・それにしてもいろいろあるんですね、知りませんでした。対数変換を導入するのとかどうでしょうか?

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