2012/10/19

携帯型ネブライザーを用いた咳テストの有用性

Wakasugi Y, Tohara H, Nakane A, Murata S, Mikushi S, Susa C, Takashima M, Umeda Y, Suzuki R, Uematsu H.Usefulness of a handheld nebulizer in cough test to screen for silent aspiration.Odontology. 2012 Oct 6.
携帯型のハンドヘルドネブライザーを用いた咳テストの有用性を検討したとの報告です。嚥下障害が疑われた160人を対象にオムロンの携帯型ネブライザーNE-U22を用い、1%クエン酸1mlで咳テストを実施、VE/VFでの不顕性誤嚥に対する感度・特異度を算出しています。

結果ですが、咳が4回/分以下であれば不顕性誤嚥ありとみなしたところ、VE/VFでの不顕性誤嚥に対する感度86%、特異度71%であったとのことです。
不顕性誤嚥があると水飲みテストなどでうまく嚥下障害を検出できないこともあります。この、さらに簡便になった不顕性誤嚥検出テストをうまく利用することで、嚥下障害の診療の質はもっと向上するものと思われます。

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