2013/05/03

病棟スタッフ数が、がん術後のアウトカムに与える影響

Yasunaga H, Hashimoto H, Horiguchi H, Miyata H, Matsuda S. Variation in cancer surgical outcomes associated with physician and nurse staffing: a retrospective observational study using the Japanese Diagnosis Procedure Combination Database. BMC Health Serv Res. 2012 May 28;12:129. doi: 10.1186/1472-6963-12-129.
 病棟スタッフが十分にいたほうが、がん術後のアウトカムが良さそうとの日本からの報告です。
131,394人のがん患者さんを対象とした、後ろ向き研究です。DPCのデータをもとに、病床当たりの医師数(PBR),看護師数(NBR)が、術後合併症による死亡割合(FTR)に与える影響を検討しています。

結果ですが、FTRは全体の11.9%に見られた。そして病院の規模を調整してさえ、(high PBR, high NBR)グループでは(low PBR, low NBR)グループに比べ有意に術後合併症による死亡割合が少なかった(オッズ比0.76)とのことです。
まだまだ日本でも病棟スタッフ数が足りていないのだな、と思いました。

日本の医療従事者、頑張ってると思います。

う~ん、埼玉・・・

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