Okamoto S, Sonoda S, Tanino G, Tomida K, Okazaki H, Kondo I. Change in thigh muscle cross-sectional area through administration of an anabolic steroid during routine stroke rehabilitation in hemiplegic patients. Am J Phys Med Rehabil. 2011;90:106-11.
脳卒中患者に対するアナボリックステロイドの筋肉量増加効果を検討した日本からの報告です。
回復期病棟に入院され通常のリハを行っている26人の脳卒中片麻痺患者をランダムにアナボリックステロイド:metenolone enanthate群(ME群)とコントロール群(CT群)にわけ、ME群にはプリモボラン100mgを週1回計6週間筋注、介入前後で大腿筋断面積測定(CT撮像)を行った。
結果ですが、プリモボラン投与の中止を必要とするような重大な有害事象は見られなかった。筋断面積増加率はME群で麻痺側13.4%・非麻痺側14.5%、CT群で麻痺側3.3%、非麻痺側5.2%であり、ME群で有意な筋断面積増加が見られたとのこと。また筋断面積増加率と入院時FIM-Mとの間には負の相関が見られ、入院時ADLの低い患者の方がアナボリックステロイド投与のメリットがあるかも、との事です。
入院時ADLが低い患者は廃用の要素があるためではないかと考察されており、ADLが低い患者により良いということであればリーズナブルな治療ではないかと思いました。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
磁気刺激を応援するクラウドファンディング「脳卒中の後遺症に悩まれている方々を磁気刺激療法で救いたい」
磁気刺激療法を応援するクラウドファンディング「 脳卒中の後遺症に悩まれている方々を磁気刺激療法で救いたい 」がREADYFORにて行われています。 https://readyfor.jp/projects/hosp_mie-rehabil 経頭蓋磁気刺激療法は脳卒中治療ガイドライ...
-
PROGRESS IN LIPID RESEARCH 12.54 Annual Review of Nutrition 8.422 Advances in Nutrition 7.24 CRITICAL...
-
新しいリハ医学関連誌のインパクトファクターが公開されました Journal of Physiotherapy 5.55 Annals of Physical and Rehabilitation Medicine 4.2 ...
-
Journal of Cachexia Sarcopenia and Muscle 10.754 AGEING RESEARCH REVIEWS 10.39 AGING CELL 7.346 GeroS...
0 件のコメント:
コメントを投稿