2011/06/08

有酸素運動がサルコペニアの筋合成能を改善させる

Aerobic Exercise Overcomes the Age-Related Insulin Resistance of Muscle Protein Metabolism by Improving Endothelial Function and Akt/Mammalian Target of Rapamycin Signaling.Diabetes. 2007 ; 56: 1615–1622.
サルコペニアには老化に伴うアミノ酸抵抗性が関係しています。またインスリンによる筋タンパク同化作用の障害も報告されています。これを改善させることは可能でしょうか?
この論文は高齢者に有酸素運動をさせることにより筋タンパク同化作用におけるインスリン抵抗性が改善することを明らかにした報告です。高齢者を有酸素運動群とコントロール群にわけ、インスリンによる筋タンパク合成能を比較検討しています。

結果ですが有酸素運動群ではコントロール群に比べ、インスリンによる筋タンパク合成速度が有意に増加していました。
サルコペニアにおいて筋量を維持向上させるためには、レジスタンストレーニング・BCAAと共に骨格筋合成障害を改善させる意味で有酸素運動をさせた方がより効果的かもしれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿

磁気刺激を応援するクラウドファンディング「脳卒中の後遺症に悩まれている方々を磁気刺激療法で救いたい」

磁気刺激療法を応援するクラウドファンディング「 脳卒中の後遺症に悩まれている方々を磁気刺激療法で救いたい 」がREADYFORにて行われています。 https://readyfor.jp/projects/hosp_mie-rehabil 経頭蓋磁気刺激療法は脳卒中治療ガイドライ...