2012/08/12

リハ関連雑誌Impact Factorランキング(JCR2011)

Journal Cited Reports の2011年版が新たに見れるようになっていたので、Rehabilitation Journal のImpact Factor2以上(+その他気になる雑誌の)を見てみました。

NEUROREHAB NEURAL RE   4.495
J FLUENCY DISORD   4.050
AUST J PHYSIOTHER   3.481
IEEE T NEUR SYS REH   3.436
J HEAD TRAUMA REHAB   3.333
J NEUROENG REHABIL   3.264
PHYS THER   3.113
J ORTHOP SPORT PHYS   3.000
SUPPORT CARE CANCER   2.597
ARCH PHYS MED REHAB   2.282
CLIN REHABIL   2.123
J REHABIL MED   2.049
AM J SPEECH-LANG PAT   2.034

J REHABIL RES DEV   1.779
NEUROREHABILITATION   1.635
AM J PHYS MED REHAB   1.581
DEV NEUROREHABIL   1.577
DISABIL REHABIL   1.498
EUR J PHYS REHAB MED   1.402
BRAIN INJURY   1.360
INT J REHABIL RES   1.083
TOP STROKE REHABIL   0.949

Stroke    5.729
BRAIN LANG 3.115
Geriatr Gerontol Int   2.164
GAIT POSTURE 2.123
J Stroke Cerebrovasc Dis   1.680
Dysphagia   1.389

昨年に比べIF2以上の雑誌数増えていますし、この3年くらい毎年リハ雑誌のIF平均値は上昇していますね!

2012/08/07

炎症性発熱患者に対するクーリングの有用性 RCT

Schortgen F, et al. Fever control using external cooling in septic shock: a randomized controlled trial. Am J Respir Crit Care Med. 2012;185:1088-95.
発熱時のクーリングは消耗を抑えるのに有効かもしれないが、免疫力を低下させるかもしれない。この疑問を解決すべく、SIRS(全身性炎症反応症候群)に対するクーリングの有用性を検討したSepsiscool Studyの論文です。

SIRSにて入院された患者(敗血症性ショックにて鎮静・挿管・昇圧剤が必要で体温38.3℃以上)をクーリング群(体温が36.5度~37度になるよう48時間クーリング)101人、非クーリング群99人にランダム割り付けし、昇圧剤の必要量、死亡率をフォローしています。
クーリング群では有意な体温減少がみられました。

昇圧剤増減アルゴリズムによって決定された昇圧剤の必要量はクーリング群で有意に少なくなりました。

14日目の死亡率は非クーリング群にくらべ、クーリング群は有意に低かった(0.44倍)との結果です。
クーリングは体温のセットポイントを変化させないことが言われており、その有用性については疑問を持っていましたが、今回のようなセッティングにおいては過度な感染性発熱に対するクーリングは安全であり有効であったとのこと。
一方、最近発表されたFace Studyという大規模観察研究では敗血症患者に対する薬物解熱は死亡率を上げたとも報告されています。鎮静されているかどうか、発熱の原因が感染性かどうか、クーリングか薬物解熱かどうかによっても違いがあるようです。

2012/08/05

加速度計を用いた嚥下障害スクリーニング

Noninvasive Detection of Thin-Liquid Aspiration Using Dual-Axis Swallowing Accelerometry.Steele CM, Sejdić E, Chau T.Dysphagia. 2012 Jul 28.
加速度計を用いた嚥下障害スクリーニングについての報告です。
嚥下障害者40人を対象にVFでの誤嚥に対する加速度計検査の検出力を検討しています。

加速度計のセンサーは図のように頚部前面に貼り付けています。

加速度計検査による誤嚥の判定方法に関しては専門的な記載が多くはっきり読み取れなかったのですが、VF誤嚥に対する感度は90%、特異度は77%ということで十分使えそうとの結果です。最近リハの色々な場面で登場する加速度計ですが、嚥下障害のスクリーニングにも使えるとは驚きました。

2012/08/04

AGE(糖化最終産物)と筋力低下との関係性

Dalal M et al.Elevated serum advanced glycation end products and poor grip strength in older community-dwelling women.J Gerontol A Biol Sci Med Sci 64.132-137,2009.
タンパク質のグリゲーション(糖化)により生じる糖化最終産物(advanced glycation end products:AGE)を介した糖化ストレスは、加齢関連疾患の大きなリスクであるとされています。これはAGEと筋力との関係をみた研究です。

65歳以上の高齢女性559人の握力とAGEの一種であるcarboxymethyl-lysine (CML)の血中濃度との関連性を検討しています。

多変量解析の結果、CMLが高い人は低い人に比べ有意に握力が弱かったとのこと。AGEと筋力低下には関連性があり、糖化予防はサルコペニア予防にも有用かもしれません。

AGEは血糖値が高い状態で作られやすいため、抗糖化対策としては血糖値があがりにくい食物の選択や食べ方が重要です。
具体的な対策としては①血糖値のあがりにくい食品を選ぶ②糖化した食品を摂取しない③炭水化物は最後に摂取する④糖質は食物繊維やたんぱく質が豊富な食品と一緒に摂る、などです。

血糖値のあがりにくいGI値の低い炭水化物としては玄米、雑穀、蕎麦、精製されていないパンやパスタなど、またAGEを多く含む食品として肉や魚の焦げ、焼き菓子、揚げ物、ハムなどの加工食品があげられます。
それにしても筋肉のエイジングを促進させる物質がAGEとは洒落がきいていますね。

磁気刺激を応援するクラウドファンディング「脳卒中の後遺症に悩まれている方々を磁気刺激療法で救いたい」

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